せーブログ

買物する際にお得かどうか調べちゃうくせに後で同じ事を調べ直してばっかり。なので記録を残す事に。似た状況の人の轍になれれば

西川の羽毛布団選び2015冬の陣

西川 エアー 10周年記念
ふとん(布団)などの寝具なら西川公式サイト

はい、今日は2年ぶりの羽毛布団選びの話。

目次

自分の中ではガラクタ扱いとなっているレイコップですが以前に大敗北を喫したせいでジャパネットから広告ハガキがちょくちょく届いております。レイコップは相変わらず元気なようですが羽毛布団も載っていました。子ども用にも羽毛布団を買おうかなと思っているタイミングだったので調べる事に。

前回の羽毛布団購入は2013年

www.se-blog.work

こちらに羽毛布団の選び方をまとめてあります。自分で書いたのにすっかり忘れてるあたり当ブログのスタンスが生きてるなーと実感します。これまとめたやつ天才。俺だけど!

ジャパネットたかたの羽毛布団

広告ハガキに載っていた商品はコチラ。どんな掛け布団でも下取り1万円ってありがちだけど枕・毛布・座布団でも1万円で下取りするってすごい。元の価格は何なんだ?ってレベルです。

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モリリン 羽毛掛ふとん シングルロング ピンク JRF082S

羽毛布団を選ぶ際に必要な5つの基準に当てはめる

この商品を2年前にまとめた羽毛布団の5つの選択基準に当てはめると以下。

  1. 産地:ヨーロピアンホワイトダックダウンという謎の言葉で原産地を濁していますがポーランドやハンガリーでは無さそう。ウクライナ・フランスあたりなら価格によってはアリだけどそれ以外の国ならナシ
  2. 羽毛の種類:ダックダウン(羽毛布団の中では最低ランク)
  3. 羽毛(ダウン)と羽根(フェザー)の割合:羽毛90%なので最低ラインは確保しています
  4. かさ高orダウンパワー:明記されていませんがロイヤルゴールドラベルの基準が400cm3/gなのでそれなりと言えます
  5. 羽毛の重さ:シングル1.0kgなので最低ラインは確保しています

※2015/11/25 追記
ヨーロピアンホワイトダックダウンの内容を問い合わせたところ回答が来ました。現状はフランス産だそうです。今後はハンガリー産もありうるのでそういう名称にしているとの事。格付けとしてはハンガリーの方が上なのでスゴイじゃん!となりそうですが同価格で提供となるとフランス産と同等レベルのハンガリー産、つまり「信頼あるメーカーのハンガリー産よりは低品質」という事になりそう。

はい、この時点で1万円の下取りがあったところで約3万でそれでは高すぎると判明しました。5項目中クリアしているのは3項目ですが前回購入した羽毛布団は1.1kgながらポーランド産のホワイトグースで5項目全てクリアしていて3万ですからね。
detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

星の使い方が危なっかしい

他にもツッコミどころがあって広告には「5つ星!」って書いてあるんですがピラミッドの上から2段目を指してるので混乱します。5つ星なら最上級じゃないのか?と。
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最高クラスは6つ星なので5つ星なら2段目で合っています。けどこのピラミッドがすごく変。5段ピラミッドなら下から1つ星、2つ星ってやれば良さそうなのに5段目(最下段)はラベル無し、4段目は3つ星なんてやるから1段目が6つ星になっちゃってる。以下のように修正すれば4つ星です。5つ星という単語に先入観がある人はこっちの図の方が良さそう。
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これはラベルを管理している日本羽毛製品協同組合が5つ星!とか6つ星!とか言ってるわけではなく勝手に星とピラミッドで表現しようと考えたジャパネットたかたの人が残念な方だったようです。

羊毛の入った羽毛布団に注意

楽天で検索してみたら19,800円でこんな布団もありました。

ポーランド産ホワイトグースダウン90%で割合としては申し分ない。でも容量がひどい。総重量0.8kgの内訳がウール0.5kgです。そう、ホワイトグースは0.3×90%で0.27kgしか入っていません。羽毛は軽すぎる!重さがある程度無いと!って人もいるので羽毛が少なければダメとまでは言いませんが軽くて温かい羽毛布団を求めてる人は絶対に買っちゃダメ

無名ブランドの羽毛布団に潜むリスク

  1. 産地:ポーランド
  2. 羽毛の種類:マザーホワイトダックダウン
  3. 羽毛(ダウン)と羽根(フェザー)の割合:羽毛90%
  4. かさ高orダウンパワー:400dp以上(ロイヤルゴールド)
  5. 羽毛の重さ:シングル1.2kg

マザーと言いつつグースではなくダック、無名ブランドという事で警戒は必要ですが送料込み・税込みで16,600円は安い。マザーダックはホワイトグースより下という格付けの模様。今なら1,000円オフクーポンもあるので15,600円で買えた上に1,660ポイント貰えちゃう。無名ブランドゆえのリスクはあるけどチャレンジする価値はありそう、なんて思ってると痛い目に遭う可能性が。

2013年の統計では羽毛総輸入量の7割超が東南アジアからでヨーロッパ諸国は2割未満だったそうです。でも羽毛布団を検索するとヨーロッパばっかり。比率がおかしいので嘘をついている業者がいると考えるのが妥当。名前の知られたブランドでもやらかす事はありますが確率的には低いので名も知らぬとこで羽毛布団を買うのは避けた方が無難
羽毛布団の選び方豆知識

2015年冬オススメの羽毛布団

2年前は3万円前後でたくさんあったのに今年は少ないようです。少し調べたところちょうど2年前ぐらいから世界的に羽毛が不足しているという話がチラホラ出ていました。以前は見かけなかったイングランド産をよく見かけるようになってる。ウクライナ産は以前からありますがロシア産、シベリア産も登場してる。

西川リビング(ポーランド)

  1. 産地:ポーランド
  2. 羽毛の種類:ホワイトグースダウン
  3. 羽毛(ダウン)と羽根(フェザー)の割合:羽毛90%
  4. かさ高orダウンパワー:390dp
  5. 羽毛の重さ:シングル1.2kg

同等の羽毛布団を約3万円で買っただけに約4万円は高いですねー。

西川リビング(ハンガリー)

  1. 産地:ハンガリー
  2. 羽毛の種類:シルバーグースダウン
  3. 羽毛(ダウン)と羽根(フェザー)の割合:羽毛90%
  4. かさ高orダウンパワー:390dp
  5. 羽毛の重さ:シングル1.2kg

シルバーグースってのもいるんだ。こちらは造語では無く実在の鳥のようです。
高品質でレギュラータイプのハンガリー産シルバーグースの羽毛布団
ちょっと高いけど減り始めてから2~3年ってなると反転して増え始める事もあるだろうから動向を注視して楽天スーパーセールとかで買おうかな。