せーブログ

買物する際にお得かどうか調べちゃうくせに後で同じ事を調べ直してばっかり。なので記録を残す事に。似た状況の人の轍になれれば

美談なら嘘でもいいじゃないか、な人が詐欺に引っかかる確率はどのぐらい?

自分はネット大好き人間なのでネット上で嘘の話に釣られたり釣られなかったりという経験が長い。ネット上ではそういう経験の長い人たちばかりを見ているから自覚する機会がないけれど大半の人よりは経験が多いんだろう。だから胡散臭い話にはすぐ嘘判定をしてしまう。ホントっぽい嘘を織り交ぜるお約束に慣れてるだけなんだけどね。

いい話だと思ったらシェア」と書かれている文章は信じてはいけない・シェアしてはいけない…… とあれほど言われているのに(笑)。

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自分のタイムラインでも流れて来た。そもそもFacebookで「〜と思ったらシェア」とかTwitterで「〜ならRT」みたいに情報拡散を要求する書き方が嫌い。シェアやリツイートで身近な人と話題を共有したいと思ったら言われなくてもするしそこは読んだ人に委ねろよって思ってしまう。この志村けんの話は別に強要されずに読んだと思うけどそれでも嘘くせえが最初の感想だった。

情報元やいったい誰のエピソードなのか全く説明が無く投稿されているため、Facebookに投稿したS氏が体験したイイ話だと思っている人も数多くいるようだ。

Facebookで大人気の「感動のバス話」は2ちゃんねるのパクリ改竄されたもの - Hagex-day info

こっちも同じく流れてきたけど美談に思うどころか全編に渡って気持ち悪くて仕方なかった。これは闘病で太った子どものお母さんの話なんだけど男が自分の話みたいに書いてて何というか問題が多重化してるけどその事は置いておいて。この話について「ひどい人間だからと言ってみんなで必要以上に叩くのはイジメと構造が一緒」という意見もあったけどそんな事はどうでもいい。本当に性格が悪い人は確実に存在するしそういう人たちがしっぺ返しを食らう話で胸がスッとするのは別にイジメだと思わないし。子どもの頃に時代劇やアニメで勧善懲悪モノばかり放映されていた影響があるのかもしれないけれど悪い事とは思わない。

自分が感じるこの話の気持ち悪さは嘘くさい悪人像が描かれてるところだ。もしかしたらこの話を最初に出した人はここまでひどくはないけどちょっと笑われたとか露骨に避けられたとか似たような哀しい体験をしたのかもしれない。けれどそれをそのまま書いたのでは「考えすぎだよ?周囲はそんなにひどい目で見てないよ」みたいな微妙な反応になり哀しい体験で受けた嫌な気持ちは晴れない。じゃあ、って事でちょっと話を盛ったのではないか。自分が受けた仕打ちを何倍かに増幅する事でそれを聞いた人たちは全面的に擁護するだろう。

運転手が自分の行動は正義だと信じて疑ってない感じも嫌だ。正義の定義は人それぞれだけどこの話だと完全に行き過ぎた正義と言っていいレベルだと思うし。

こういう話が捏造かどうかを正確に判断する方法はない。上で紹介したサイトのように情報元を追っていけばある程度は可能だけれど万人がそんな労力をかける意味もない。こういった真贋判定のスキルってどうやって磨かれるんだろう?どう教育すればいいんだろう?誤解されそうだけど別に捏造認定が早い人が優れているとは思わない。ただ、「いい話なんだから嘘でもいいじゃないか」と安易に情報拡散してしまう身近な人は一瞬でいいから立ち止まって欲しいと思う。でないとエセ科学や詐欺の類にも引っかかる可能性が非常に高いから。


科学と神秘のあいだ(双書Zero) 菊池 誠

エセ科学については友人に代替医療を始めた人がいるので今度まとめようと思うがこの本がわかりやすかった。代替医療を全否定するのではなく玉石混交で時には詐欺もあるからしっかり向き合って行こうねといったスタンスで丁寧に説明されている。学校の教科書に加えてもいいぐらいだと思う。ちなみに友人が始めたホメオパシー的な療法はサイトまで確認しに行ってしまったけれどありがちな現代医療の危険と恐怖を煽るタイプではなく少し安心した。自分は代替医療に懐疑的な方だけれど共存は不可能ではないと思っているので。

今回ネット上の嘘について書いたけれどもちろんテレビで嘘を本当の話のように語ってネットでそれが訂正される事もよくある。それらを含めて子どもたちにどう伝えていくかは難しい。けれどそろそろきちんと考えなきゃいけない時期に差し掛かっている。